潤滑油分析による設備診断

潤 滑 油 分 析 の 流 れ

潤滑油分析のお申込み

『お問い合わせフォーム』にご入力いただくか、または、電話、メール等でご連絡をお願いいたします。

サンプルの採取

サンプルの採取方法についてご相談させていただきます。

簡易分析(第一ステップ診断)
▶ 汚染・混入の把握  ・ 動粘度                
・ 汚染度分析
・ 水分分析
▶ 劣化の度合い・ 酸価
判定・ご報告
▶ 基準・しきい値及び
  前回との比較で判断
(例)
・ 動粘度が前回と異なる >>異種油混入
・ 汚染度値が上昇 >>摩耗の進行
・ 水分値が上昇 >>水分の混入
▶ 判定         ・ 良好 >>継続運転可能
・ 要注意 >>変化を確認するため第二ステップへ
・ 異常 >>第二ステップ実施と対処の準備
精密分析(第二ステップ診断)
▶ 摩耗粉診断の実施(必須) ・ SOAP分析 >>摩耗部位の特定
・ フェログラフィ分析 >>摩耗の発生・過酷度などを把握
▶ 異常特定を提案(必要時)・ X線マイクロアナライザー >>異物成分の特定
・ FT-IR >>新油と比較した場合の劣化・変質の確認
・ その他、現象を把握する分析手法を提案
対処のご提案 
▶ 汚染状況の改善    ・ オイルクリーニング >>再使用
・ 更油
▶ 性能の改善・ 極圧剤・耐摩耗防止剤添加で機能強化
・ 清浄分散剤(スラッジ溶解剤)添加で異物の分散

>>フェログラフィ解析の例

>>日常保全 オイル分析報告書の例

分 析 の 内 容

摩 耗 粉 診 断 (潤滑油・グリス)

▶ フェログラフィ分析 オイル中の摩耗粒子の形や量から、発生原因と過酷度を判定します。
ギア油・冷凍機・圧縮機の状態監視に大変有効です。
▶ SOAP分析オイル中の金属元素量を元素別に測定します。
機械の摩耗状態・添加剤の内容・混入異物などを評価します。

微 粒 子 自 動 測 定 (サーボ弁など油圧装置)

▶ パーティクルカウント
(ハイアック分析)                                
HIAC PODS+ は、光遮断の原理を用いたセンサーを使用し、液中の粒子の大きさと個数を自動で測定する装置です。 作動油・潤滑油中の清浄度管理(NAS,ISO)や、オイルフラッシングや浄油の終了判定や目標値達成確認に使用します。

“ 突 発 “ 発 生 時 の 緊 急 対 応

▶ 泡立ち      使用油の消泡性能がどの程度維持されているかを評価します。
▶ 水分測定オイルクーラー破損や外部混入が疑われる場合に、含有する水分量を測定。

簡 易 分 析 【 第一ステップ診断 】

▶ 動粘度    指定粘度の確認・劣化状態・異種油の混入等を評価します。
▶ 酸価オイルの酸化劣化の度合いを評価します。
▶ 塩基価清浄分散剤の消耗や異種油の混入などを評価します。

汚 染 診 断

▶ 汚染度 (計数法)  混入したダストや摩耗粒子などの個数を,光学的に粒径ごとに測定します 

そ の 他 の 診 断

▶ グリス診断鉄・銅・クロム・ニッケルなど軸受部位の損耗を正しく評価します。
フェログラフィ分析で摩耗発生を詳しく判定します。
含有水分値や酸価値を測定します。
▶ 赤外線吸収
スペクトル分析(FT-IR)  
新油と比較した劣化状態による判定ができ、更油判断の際に大変有効です。
▶ ワニス測定      粘着質で不溶解なスラッジの量を正確に測定します。スラッジの存在、および除去後の判定に有効です。

>>フェログラフィ解析の例

>>日常保全 オイル分析報告